現場で働いていて気づく生活改善の必要性

看護師は医師の指示を受けて医療行為を行うこともできるため、患者にとっては身近な存在に感じられていることが多いでしょう。治療に際して生活指導が必要な場合には医師が行うのではなく、看護師に任せられるという現場もよくあります。患者の生活指導を行うためには生活習慣の心身への影響について学ばなければならないのは必然であり、それが看護師の生活改善への意識につながっている現場も少なくありません。特に生活習慣病の患者を扱うことが多い循環器内科や生活習慣病外来、あるいは生活のレベルから心が病んでしまっている人もいる心療内科などでは特にそのような傾向があります。生活指導を通して自分を反省する機会が多く得られるため、少し自分の生活に余裕が生まれてくると生活改善をして健康維持に努めようと考えるようになるのももっともなことでしょう。看護師として生活指導に当たっているとノウハウも身についているのですぐに実践できるというメリットがあります。簡単なことから取り組んでいるうちに健康維持を重視する生活を送るようになっている看護師も少なくないのが現状です。健康維持に対して積極的になると、現場でもその結果を生かすことができます。生活指導の際に自分の経験談を交えて話をすることができるようになるからです。生活改善が健康につながるだけでなく、看護師としての仕事の質を高めるのにも寄与しているのが実情であり、一石二鳥になっています。